TECグループ

株式会社 東京設計事務所

ご挨拶

代表取締役社長 狩谷 薫

安全・安心な水環境にコミットします

 令和6年度を迎えるにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

 新年度を迎え、新たに9名の仲間がTECに入社いたしました。三寒四温が厳しかった3月が終わり、春の訪れとともに社内にも若々しい空気が漂い始めています。当社は今年9月に創立65周年を迎えます。これを機に、新たな気持ちで、我々の使命である水環境の改善、上下水道事業の持続可能性の向上に向けて、チャレンジを継続しようと強く思っております。今年度も皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 今年は元旦に起きました能登半島地震で多くの方々が被災されました。水道・下水道も甚大な被害となり、被災者の皆様は一層困難な生活を強いられています。当社も関係団体と協力をし、被災された方のご不便を1日でも早く解消できるよう、積極的に支援活動を行ってまいります。

 我々TECはTECグループの中核企業で、国内で水環境分野、特に上下水道を中心としたインフラ構築・維持に向けたコンサルティングを行っています。1959年に上下水道・水環境のパイオニアとして創業して以来、高度な技術力を駆使して、質の高いコンサルティングを提供し、市民の皆様に安全・安心な水環境を提供するべくコミットを継続しています。

 創業以来、「誠実を旨とし、優れた技術者を育て、良い作品を残す」を社是として、真摯に水に向き合い、社会貢献を続けています。ここ数年は、「社会・環境に貢献し、働きがいのある魅力あふれる企業を維持する」というTECグループ共通の経営理念のもと、新たなサービス提供に向けた技術的なチャレンジ、様々な働き方の支援などの制度改革を加速し、関係者の皆さまのニーズに応える努力を継続しております。

 この4月に水道事業が国土交通省に移管され、上下水道一体の水行政が始まりました。上下水道事業一体でのPPPも可能となりました。我々の蓄積した経験・高度な技術を大いに活用し、市民の皆様に、より利便性の高い上下水道システムを提供するべく、一層の精進をしたいと考えています。また、市民生活への脅威となる地震や水害などへの防災の高度化を図るとともに、気候変動対策としての脱炭素化への対応を進めるため、新技術の習得にも注力を致します。さらに、減災アプローチにも着目し、AIなどを駆使した水害発生予測、事前周知及び避難支援システムなどの開発にも取り組む所存です。

 4月に新たな仲間を迎え、役職員のウェルビーイング、自己実現、効率的な業務執行への継続的サポートの必要性などをさらに強く感じております。職場環境、働き方、キャリアアップ支援などのアップデートを進め、当社の社会貢献をより高みに引き上げようと心を新たにしております。役職員エンゲージメントの一層の向上を図り、高度な技術力・マネジメント力を持った職員の総力で、関係者の皆様の要望に的確に応えたいと考えています。

 今年度も、我々の取り組みにご理解をいただき、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長

狩谷 薫